2022-01-01から1年間の記事一覧

ときを待つ

廃止線跡の自転車ロードを走っていた 突然”声”がふってきて この近くに住まなくちゃ そう思った 3年経った頃のこと知り合いが言った 離れが空くけど住まないかって 「この近くに」のほんに近くだった

環世界

環世界からの脱走 これってエデンの園から追放よね 追放されたんじゃなく自ら一抜けた その結果彷徨うことになったという 私の人生一番の過ち

船の出発

♪セーリングが頭の中で鳴った ロッド・スチュアートの歌が私の応援歌だった時期がある 歌の背景に浮かんだのはポール・クレー「船の出発」 絵の中に矢印がある 矢印の方向はそれぞれが決めること それぞれの内なるサインに従えば良い

Sailing

I am sailing I am sailing Home again Cross the sea I am sailing Stormy waters To be near you To be free This song, sung by Rod Stuart, was once my cheer and comfort Suddenly his singing voice rang in my head this morning I am flying I am f…

イエスという人

イエスという人が実在したかどうかは 私にとってはほぼ問題ではない 一人一人の深奥で呼応する実在 だから

私にとってのイエスとは

全ての人の深奥に存在する いわゆる核の核 種の種 仁の仁 宗教の違いは問題にならない あなたの深奥であなたの問いかけに応える存在 でも取り出すことはできない 鏡に映すことでしか見ることはできない しかし取り出そうとするとたちまち霧と消える あるいは…

ほんとうの自分って

ほんとうの自分って自分の中にはなくて 自分の中の他者を眺めるときにしか顕れない ほんとうの自分に会いたかったなら眺め続けるしかない 私のいる場いまここ

あかあかやあかあかあかや.....

かつて高山寺を訪ねた そこここに明恵上人の魂を感じた 20年ゆうに経った今も心静かに蘇る 映画「嵐が丘」の重く暗い情景そして登場人物の表情 聖書をなぞるかのごとく人間の存在の神秘を30そこらで紡いだエミリー・ブロンテ 孤高の魂 己の闇(ヒースクリフ…

どっこい私のイースター

あなたの深奥であなたの核なる存在に出会ったとき それがあなたのあなただけのクリスマス しかしこの世は核を歓迎するものだけでなく 邪魔者扱い時の権力者に消されるかも知れない よし難を逃れたとして弟子にワンコインで敵に売られ 悲惨な最後を迎えるかも…

すべて借りもの

言葉を借りて想いを回らし 周りにいた他者を真似て仕草を身につけた イタリアに生まれ育ったなら その喋りは喧しく 手振り身振りも賑やかに? イギリスだったら ちょっと気取ってすまし顔 大声で喋る人たちに一瞥? そもそも言葉そのものが借りもの 思考の頼…

風は....

まとわりつくかのよう 頬を優しく撫でるかのよう 風はあなたにささやく あなたが感じさえすれば 風はいつでもあなたのすぐそばに 何かに気を取られてどこかに飛んでなければ ここにいるよ こっちにおいでよ 風はあなたにささやく

小さなオモい

心の奥で何かが目覚めそしてコトは起きる 今朝食事していた時食器減らし空間をスッキリしたいと思った これまでも何度も色んなものを処分してきた その時その時の心の”オモい”が決めたその分だけ ある朝あるいはある瞬間何かが心の奥から生まれ出てきて行動…

少ないかも知れないけどそういう子どももいる

四半世紀東京に暮らしたあと故郷に帰った 小さい町なので同窓だ同級生だったという人に当然出会うことがある その顔に覚えはあるものの果たしてそうだったか正直記憶はおぼつかない そういう私に怪訝な顔をする人も当然いるし構わず普通に挨拶する人もいる …

見えた 何が 永遠が

而今(nikon or jikon) 永遠とは”いま” 今はもういないのの子(ワンコ)の面影が蘇る瞬間(とき)彼女はいつも今ここ。 宇宙を飛んだ体験を思い出す瞬間(とき)その体感はいつも今ここ。 他者にひどい言葉をぶつけたことを思い出す瞬間(とき)それはいつも今ここ…

子どもだった私へ

あなたが感じたこと感知したことあなただけは信じてあげて。 それが特殊であれば特殊であるほど怖いよね。 でもあなたが疑ってしまうと自分が壊れちゃうよ。 声とは違う”ことば”を受けとるということがあってもそれは体質と思って受け止めてね。 周りに同じ…

私にとってのキリスト教

10ばかりのとき額を光に差し抜かれたその驚きから聖書というものを初めて自ら手に取って読んだ聖書の中で”わたし”という存在に”会いたい”単純にそう思ったそして出会ったそう誰の中にも住んでる核なる存在仁なる存在私にとってキリスト教とはただそれだけそ…

ことば以前の世界

「あなたに会いたい」(聖書の中で”わたし”と名乗る方に向けて) ”わたしだ”(言葉ではなく確かに私は聴いた) ”ここの近くに住むよう”(自転車道路を走っていた時突然降りて来た言葉ではない”ことば”その理由は数年後知ることに) 「どこでしょう」(店の移…

猫は空き地で向こう(彼岸)とこっち(此岸)を行ったり来たり

窓の外は雨まじりの空 部屋には薄緑のウンベラータ 心はそして見えないものを映し出す のの子はいつもここにいて 辛い過去のあれこれ嬉しい思い出も 今確かにここに すべてがわたしの中どこも何も切り離すことなどできない 見えないもの心の鏡に映しだす 深…

手紙

こんにちは メール拝見しました。 「この世に魅力を感じなくなって旅行にグルメ&おしゃれをのところはちと訂正させてね。 故郷(魂)の喪失感はずっと抱いてはいたけど、それとは別に心から楽しんだのも事実です。たっぷり楽しんだ末ああつまんない、と。生き…

目に見えない世界が見えづらいのは

目に見えない世界が見えづらいのは 距離がないから 見える世界は対象とあなたの間に距離がある だけど目に見えない世界はあなたと一体だから それで見えないのです

天安河原

その日初めて 高千穂の天安河原に降り立った 涙が自然と溢れた 不思議に思い 連れの女性に尋ねた どうして涙が 「多くの人の願いを祈りを感じ取ったからですよ」

同じものは一個も

同じものは一個も創らなかった それがあなたがた人間の望みだったから あなたの存在がかけがえ無いものでなくなるでしょ 覚えてないかもしれないけれどあなたはそう言ったの 唯一でありたいと だから一つとしておんなじものは創らなかった それなのに自分は…

うまれる前から知っていた

誰かが言った 知ろうとしないのは知りたく無いからだと 私もこの頃しきりにそう思う ああ知りたくないんだと だってあなたがそう望めばすぐそこにある世界なんだもの あなたと二分することなんぞできない世界なんだもの 知ったとききっとあなたは言うに違い…

般若の面の

促しにそって沼底へ 真っ暗な闇を降りていく 恐怖に震えながら 鬼が出てくるかそれとも蛇(邪)か あらわすであろう姿に 恐れ慄いき 命がけで降りていく いつしか己の顔があの般若の面に なってるのに気づく 恐る恐る目を凝らすと 己の姿の向こうに何かが映し…

なまえ

自分を否定したあの日 私は私のなまえをなくしたのだと ずいぶんと後になって気づいた ありのままの自分を受け入れるということは そんなに容易いことではない 自分の経験は自分しか知らない 他人と比べようがないだとしたら たった独りで受け入れるよりない…

土偶のメッセージ

入ってすぐだった いきなり心臓を掴まれ動けなくなった 金縛りにあったような 不意打ちだった 予想しない出来事だった これまで味わったことのない 暖かい気に かつてない力強い気に 包みこまれた あの出来事はと今も考える 何を私に伝えようとしたのだろう…