マリアは墓をのぞいた
むかしむかし自分の墓(闇)をくる日も来る日も私は覗き込んだのでした
うめきながら泣きながら己の墓の中を
痛み・哀し・嘆きetcほうむさりたい過去のあれこれ
まいにち毎日くる日も来る日も
ある日自分があの恐ろしい般若のお面になっていることに気づきましたが
それでも震えながら覗きました
なぜそうしたのかその時は分かりませんでした
ただそうするよう促されているかのようでした
そうした日々が流れていったある日何かが観えてきたような
般若(悟り)という名があの怖いお面に付けられている秘密を見たような
聖書物語の中でもマリアだけイエスの墓を覗きます
他の皆は恐ろしくて逃げ帰っていっただけどマリアだけがという
あのお話
ここに秘密があったのですね