人は苦しい時や辛い時に必要としている本に出会う
人は苦しい時や辛い時に必要としている本に出会う
これは大江健三郎が言った言葉として
たまたまつけたEテレ「100分で名著 大江健三郎『燃えががる緑の木』」で紹介された
私の体験でも同じことが起きた
も少し言葉を足すならばその一冊に出会うまでおよそ20年以上苦しんできたわけなんだけどその出会いはまさに劇的でその時の私は己の足を持って踊りたくなる程の喜び衝撃だった
なぜなら苦悩の長年月の間もずっと求めて生きていたのに出会うこと叶わなかったのだから
そして出会った後で気づいたことだが
私の場合己れがしがみついてる手を離したその時出会いが起きたということ
あの方はその時を待っていたのだ
かつその長い苦悩の期間が私には必要だったということも
自ら手を離すのにそれほどの時間が私には必要だった
しがみついていたものそれは
「そうだよ」という同意だったのだ
そのとおりだよと受け入れてほしいという
他者依存だった
その願いがすべて砕かれたときようやく決断できた
「受けいれる」と
己の魂の原点に戻ると
そうやって腹を括ったとき風が動き出会いが起きた