いのちはひとつながり
いのちはひとつながりだということを
身をもって教えてくれたのは愛犬のの子だった
それ以前にもそんな体験つまり他の生き物の
存在を感知するという体験をしたはずだったのに
17年半という長い時間を通してゆっくりじっくり
のの子は私の身にそのことをしみ込ませてくれた
私という一個はすべてと繋がっていて
かつあらゆる生命は私の中に存在す
臆病者も冷淡者も冷笑者もお調子者も
犯罪者も悪人もそして
忘れてならないのは聖なる存在も
なぜならいのちはひとつながりだから
だから目にしたもの耳にしたもの
そのすべてをそのままに受け入れていきたい
受け入れられなくて目をそむけた
その事実をも受け入れて
どこまでもどこまでも受け入れて
どこまでもどこまでも赦して
このひとつながりの生命(いのち)を生きたい