仕手(シテ)

 

未生より招く手あり

わたしの前に

わたしの後に

わたしと共に

 

存在の深奥(おく)から

鏡のむこうから

 

わたしを招く

わたしは招く

 

御手(みて)

それは

あの方なのか

わたしなのか