甦りの記録

 
外に真(まこと)を求めた日々は
空しく彷徨うよりなく
 
求めても求めても
渇きひりつき餓えもがき
 
求めても求めても
癒しはどこにも見いだせなかった
 
そしていつしか私は死んだ 
自ら覚えることなく
 
 
 
億年の時をへ
命の不在に耐えかね
 
己の墓を覗き見た(マリアがしたように)
泣きながら震えながら
 
しかしそこに屍はなく
姿異なる新しい命があった