宇宙(そら)から

 
えも言えぬ音楽で目を覚ました
 
東京の小さなアパートの一室
 
寝てる真上から聞こえてきた
 
 
 
宇宙船からと確信し
 
確認しようと思うのだけど
 
音楽のあまりの心地良さに
 
まるで金縛りにあったよう
 
身体が動かない
 
 
 
 
明日はこの話で持ちきりだぞ
 
と思いながらそのまま眠りに落ちた
 
翌朝話題にするものは
 
しかし誰もいなかった