奇跡

思うことができること 感じることができること これが奇跡

感じたこと思ったこと

感性感覚もっとも大事なこと だけど私たちはそれを幼い時から殺され殺してきた そんなの変だよ お前おかしな事言ってるな そんなこと言うと笑われるよ いつも良い子でいなさい 親の先生の言うことちゃんと聞きなさい そして命は萎え命は死んでいく 小さな想…

マリア

私の中に住む小さ子たち ワンコを亡くし泣いてる子 妹を亡くし寂しくてたまらない子 あんなこと言わなきゃ良かったって悔やんでる子 あんたなんか大っ嫌いと怒ってる子 もっと愛してあげれば良かったと思い出すたび涙にくれる子 あんな人いなくなればいいの…

決断だけでよかった

最も関心あることを話す相手がいないということほど 子どもにとって過酷で心苛まれることはない 探しても求めても得られないもどかしさ もがき苦しみそしてそれを忘れようともした 心は悲鳴をあげた 自分の一部を切り離そうとしたのだもの 心身は徐々に死へ…

意味分からないままそっと

何かが言葉がふっと降りてくる 意味 分からないまま そっと抱く 体験から何も意味しないものは ひとつもなかった だから決して無視はしない 歩いていたとき ”ここ” いきなり メッセージ受け取る 家を探していた 人が住んでいる そのままそっとほっておく 数…

誰かが呼んでいる

ずっと呼ばれている あなたはずっと呼ばれてる でも聞こえないと言う その声を聞く糸口はあなたが 見てるTVの中に 新聞記事の中に 何気ない会話の中に あるいはコンビニのチラシの中に 求めてる答えがヒントが 隠れてるかも知れない 気になってること無理と…

綺麗にすると花は咲かない

清くなろうと心を掃除すると 邪悪なものに住みつかれる ”ハスは泥の中から顔を出す” これはそういう戒めだと思う 己の中の汚いものを受け止めるとき それは自ずと水に流れていく 自分で意図的に綺麗にするのではなく 水みずからの作用によって

時間飛行

「私たちはどこだってどの時代だって行けるんよ」 どうやって? 「ほんとは行ってるんだけど気づいてないだけなんよ」 そうなん? 「死んだ愛犬の事思い出すことあるよね そんな時はすっとその頃に移動してるの戻ってるのよ」 ふうん 「何十年も何百年も前の…

縄文土偶

長い間 宗教を必要としない時代があった 縄文時代の土偶はそれを如実に物語る 土偶から発せられた強烈なメッセージ 熱いほどの親情で私を惹きつけ包み呼びかけた 『仏教・儒教・道教はおよそ2500年前インドや中国で、キリスト教は2000年前近東でちょうど人間…

そして何もなくなった

なんだ今のは ヒカリが... 光が私の額を刺し貫いた 聖書を自ら初めて手に取った なぜってその光は日曜学校の教会の庭でのできごとだったから 聖書は言った わたしについて来たければ死なないといけない(みたいな) 子ども心ににも自我に死ぬことだとわかっ…

沼底駅に降り立って

自分の中の泥ドロを見ずして真の自分には出会えない 長年蓋をしてきたのでそこから出てくる悪臭たるや想像を絶する いやその前に鬼が出てくるか蛇が出てくるか 恐怖で脚がすくみとても踏み込む気になれない 何度も何度も回避したあげくもうこれ以上逃げ切る…

ヒカリ2

日曜学校が終わり教会の庭に降り立ったとき 光の束が私の額を貫いた なに 今のなんなの 何が起こったの 「神は愛である」 同時に光は”ことば”をともなっていた 長い求道の日々の始まりだった それを機に初めて自ら聖書を手にとった 聖書の中で”わたし”と言う…

ヒカリ

神様って 生きるって この問答を繰り返し繰り返し毎日毎日足掻いてた もう何も分からなくて何をどうしていいか迷路に入ってしまった10代半ば 真っ暗闇のなか遠くはるか遠くぼんやりと光が見えた 光がある いつかあの光の下にたどり着けたなら この闇の底から…

魂は時空を超える

魂は時空を易々と超える 縄文時代の土偶たちと初めて対面した三内丸山遺跡展 入り口を入ったところで予想を超える事が起きた のっけから私の魂は金縛りに 彼らの放つ圧倒的なパワー 立ち去ることができなかった 彼らの放つ暖かさ親近感 異次元だ これはまあ…

生まれる前から私はあなたを知っていた

私の中には数えきれない多くの顔がある 多重人格の話をしてるのではありません 幼き日私は両親を始め家族や私の周りにいた人びとから言葉というものを覚えていった 保育園小学校中学校そして高校と進んでその時その時周りにいた友達や先生たちにも当然影響を…

いつでも一緒いつでも今ここ

本で出会った人TVやラジオを通して知った人旅先で出会った人ただ単に挨拶を交わしただけの人レストランで隣り合わせ目と目が合っただけの人もちろん家族学校仕事で知り合った人すべてすべて私の中に 傷つけてしまった人私を傷つけた人一緒に喜び合った人悲し…

新約

深奥からの声に応え見えない崖へ飛び込んだ。そこで出会ったのは聖書の中でイエスという方。 聖書の中で”わたし”と言う方に会いたい幼い私は素直にそう思った。 導く”声”があった。その時その声に従った、幸い幼かったから。 声の主はあなたの中にも厳然とし…

私という人間

かつて私という人間は芯の芯に存在すると思い込んだ時期がある 10台半ばから30台の始め頃までだったか 己の芯へ向かって何度も何度も旅を試みた 闇の中へ向かって船を漕ぎ出すようにそれは激しい魂の底からの欲求だった しかし都度その願いは跳ね返された 私…

いつの日か

そぼろ降る雨が物足りなさを呼び起こす 小さな温もりがない その寂しさをなんとはない日常の会話で埋めていてくれた妹も病であっという間に逝った 震災で家族全員を無くした男性が「気力がわかない」と取材に応じていたのを思い出した 母も兄もいる私ですら…

”ゆりなさん”へ

h「わたしの在処」というタイトルでゆりなさんが綴った言葉 耐えきれない。 自分が汚れていくことも。 世界の汚い部分を知ることも。 この世に存在しているだけで、 毎日汚れた言葉が私の耳を通り過ぎていく。 聞き入れてしまったら心が濁る。 墨汁を垂らし…

アフガニスタン

中村哲氏を取り上げた番組を目にするたび忸怩たる思いを抱く。なぜなら必ずやアメリカによるアフガニスタン襲撃に触れるから。爆弾を降らせる?「ふざけるなアメリカが自ら仕掛けておいて」。 2001年9月11日アメリカ同時多発テロ テロリストを匿ったからとい…

いつでもいま

シャンプーしてるときよく思い出す のの子(ワンコ)熱くなかったかしらってね 自分でも熱いなって思う時なんか特に そんなとき可哀想になったり悔やんだりする のの子が逝ってすでに2年半 思い出してるそのとき私はのの子と一緒にいる 旅先で食べたマルセ…

マリアは墓をのぞいた

むかしむかし自分の墓(闇)をくる日も来る日も私は覗き込んだのでした うめきながら泣きながら己の墓の中を 痛み・哀し・嘆きetcほうむさりたい過去のあれこれ まいにち毎日くる日も来る日も ある日自分があの恐ろしい般若のお面になっていることに気づきま…

むかしむかし1

むかしむかし私がまだ子どもだったとき 近くにキリスト教会がありました 毎週日曜日に子どもたちを集め牧師さんがお話をしてくれました だけどボンクラな私にはちっとも分かりません 退屈で早く終わらないかとお話の間そればかり願ってました そんなある日の…

ストーリーストーリー

むかしむかしずいぶん前のことだがそして経緯も忘れたけど「日本昔話の霊性」と言う本に出会った 日本人ならおそらく誰でもが知ってるであろう昔話 それを深層心理学の立場で読み解かれていてそこに聖書物語そして仏の教えを観た 教会で聞かされた聖書の説教…

海の中に母が

着なくなった服と共にのの子の服やブランケットも一部を除いてゴミ袋に入れた 後悔も一緒に入れた もっと愛してやれば良かったもっと早く一緒にいる時間を増やせば良かった しかし死んだ時ホッとしたのも事実 17歳半と犬としては高齢で心臓もやられていた 歩…

私の中の他者

散歩中のワンコを見かけると2年前に逝った愛犬のの子がまとわりつく温もりとともに 水が欲しいと観葉植物が言う水をやる私の渇きも癒される 喉を通り胃へ落ち込みコーヒーが身に吸い込まれる 好きになれない人をそれとなく観察その仕草のあちこちに己のあれ…

VR

現実と仮想の違いはそう明確ではないのではないのではないかしらん 目の前のこの目に見えている世界ですらそもそも目のそのレンズが写し撮ってる それを私たちは現実と思っているだけではないかしらん 肝心の目の働きそのものが人によって違ってくるだろう …

日常の中にこそ

当たり前の日常の中にこそ本当の奇跡は隠れている いや隠れているというのは正確ではない 隠れているわけではなくこちらに観る力がないだけのこと 今この私が感じていること思っていることの中に大事なものが潜んでいる たった今あなたが思ったこと感じたこ…

UFO

絵も言えぬ音のねで目覚めた 喩えれば”未知との遭遇”で流れた音のような 私が寝ているアパートのその真上から溢れ流れてきたその音を聴きながら 上を覗きたいと思ったのだが体が全く動かなかった 金縛りにあったみたいに その動かない身の中で頭の中で思った…